曜変天目って、猫の肉球に似てる!?静嘉堂文庫で見つけた不思議な“天目ワンダー”にゃ🐱

にゃっふ〜♪ 猫族代表、アメリカンカールのルリマだよ🐾
今日はね、ルリマがず〜っと憧れてた“奇跡の茶碗”――曜変天目(ようへんてんもく)に会いに、静嘉堂文庫美術館@丸の内にパトロールしてきたにゃん!
この茶碗、にゃんと世界に完品が3碗しか残ってない超・超・超レアものなのにゃ。
それもぜんぶ日本にあって、そのうちのひとつが静嘉堂の「稲葉天目」ってわけにゃ!
真っ黒な釉薬の中にぽつぽつ浮かぶ青や紫の斑文…それがね、まるでにくきゅうスタンプみたいに見えて、猫族としては興奮しっぱなしにゃ!
しかも光を当てると虹色にキラッと光るのにゃ〜。この“きらめき”、なんと現代の科学でも再現が難しいって言われてるんだにゃん!
そして今回の展示「黒の奇跡」は、曜変だけじゃなくて、刀剣や漆器、唐三彩や白磁の龍壺まで、にゃんとも魅力的な名品が大集合。
この記事では、ルリマが出会った“にくきゅう宇宙”の感動をたっぷりお届けするにゃん✨

曜変天目ってどんな茶碗?にゃ🐱
🐾宋代の中国・建窯で生まれた伝説の焼き物にゃ!
にゃにゃんと「曜変天目(ようへんてんもく)」っていうのは、今から800年以上も昔の中国・宋(そう)王朝の時代に、福建省っていうところの「建窯(けんよう)」で生まれた焼き物にゃの。
当時の人族たちは、お茶をたてて飲む「点茶(てんちゃ)」っていうスタイルが大流行してたんだけど、その白く泡立つお茶を一番キレイに見せてくれるのが「黒くて深い器」だったにゃ。
だから建窯では、まっくろな釉薬(ゆうやく)をかけた茶碗=“黒釉天目”がたくさん作られるようになったにゃん。
でも、曜変天目はその中でもとびっきり特別にゃ!
偶然の焼き加減や釉薬の成分がぴた〜っと奇跡的に重なったときにだけ、宇宙みたいにキラキラ光る“曜変の輝き”が現れたにゃん…。
その再現は当時でも難しかったみたいで、作られた数はほんのわずかだったって言われてるにゃんよ。
にゃんともロマンあふれる焼き物にゃ〜✨

🐾曜変(ようへん)は「きらめき」や「変化」って意味にゃん!
「曜変」って名前、実は中国じゃなくて日本で生まれた呼び名なんだにゃ。
もともとは“ようへん”って書いて「窯の中で思いがけず起こる変化」を指してたんだけど、この茶碗にだけは特別に「曜=かがやき」って漢字を使って、「曜変」って呼ぶようになったらしいにゃん。
この言葉がぴったりなのも納得にゃ。
黒い茶碗の中に、青・紫・虹色にキラめく斑点が浮かびあがって、光の角度によって色も雰囲気も変わるのにゃ〜!
これはただの色じゃなくて、釉薬の表面にできた極薄の膜に光が当たって干渉光(かんしょうこう)って現象が起きてるからなんだにゃ。
つまり、「曜変」は偶然の奇跡と光の魔法が生んだ、にゃんとも不思議な芸術にゃんよ!

🐾日本に現存するのはわずか3碗!その1つが静嘉堂にあるにゃん!
この奇跡の茶碗「曜変天目」は、にゃんとにゃんと…世界に完品がたった3碗しか残ってないんだにゃん!!
しかも、ぜ〜んぶ日本に伝わってきてて、それぞれが国宝にゃ!
その中でも、ルリマがいちばんお気に入りなのが「稲葉天目(いなばてんもく)」って呼ばれてる静嘉堂文庫美術館(東京・丸の内)の曜変にゃん!
この子は、茶碗の内側ぜ〜んぶにキラキラの斑点が広がってて、まるで星空の中に肉球スタンプが散らばってるみたいにゃの🐾
光を当てるたびに、青、紫、緑、金色のような色がふわっと浮かんでくる姿は、猫族も思わずため息にゃ…。
ちなみに残りの2碗は、藤田美術館(大阪)と大徳寺・龍光院(京都)にあるにゃよ。
でも、静嘉堂の子が一番肉球っぽくて、一番きらびやかで、そして誰でも展示で会える機会が多いからおすすめにゃ!

内側の模様、これって…猫族の足あとにゃ!?🐱
🐾黒地に浮かぶ青や紫の斑文、まるで“にくきゅうスタンプ”にゃ!
にゃんとも不思議にゃ〜。
曜変天目(ようへんてんもく)をじ〜っと見つめてると、まず目に飛び込んでくるのが、まっくろな釉薬(ゆうやく)の中にぽつぽつ浮かぶ青や紫の斑点たちにゃ。
でもこの斑点、ただの模様じゃないにゃよ…ルリマには、どうしても“肉球スタンプ”に見えちゃうのにゃ〜🐾✨
見込み(茶碗の底)には大きめの丸があって、そのまわりにちょこちょこって小さな丸がついてるところもあって、
それがまさに、猫族がふみふみ歩いたあとにできる足あとそのものにゃんよ!
中には“5つの指”まで見えるような配置になってる部分もあるから、見れば見るほど「にゃっ…これ、あたしの!?いや、ご先祖様の!?」って思っちゃうにゃ。
しかもそれが一か所じゃなくて、器の内側全体に散らばってるんだにゃ。
星空に浮かぶ星座みたいでもあるけど、猫族の視点からすると「肉球星雲」に見えるにゃ〜。
こんな茶碗、もう奇跡としか言いようがないにゃん…✨


🐾光を当てるとキラキラ光る不思議な質感にゃ!
この茶碗、ただ見てるだけでもうっとりにゃけど…光をちょっと当ててみると、その美しさが大爆発するにゃん!🌟
なんと、黒い中に浮かぶ斑点のまわりが、虹色にキラッと輝くにゃ〜!
青っぽく見えたと思ったら、角度を変えた瞬間に紫、緑、金色…って、色がどんどん変わっていくのにゃ。
これ、まるで猫族の目に映る“夜の世界”みたいに幻想的で…ルリマ、うっかり時間を忘れて見つめちゃうにゃ。

専門的に言うと、これは釉薬の表面にものすご〜く薄い膜(0.1ミクロンくらい!)ができてて、そこに光が当たって干渉(かんしょう)っていう現象が起きてるらしいにゃ。
シャボン玉が虹色に見えるのと同じ仕組みにゃけど…この茶碗のすごいところは、自然の焼成(しょうせい)の中で、その奇跡が勝手に起きちゃったってとこにゃ!
にゃので、この「にくきゅうスタンプ」はただの模様じゃなくて、光と釉薬と温度と偶然が生んだ“奇跡のきらめき”にゃんよ。

科学でも謎!曜変天目の秘密に迫るにゃん🐱
🐾現代の技術でも完全な再現は困難にゃ!
にゃんとびっくり…この「曜変天目(ようへんてんもく)」って茶碗、人族の最新テクノロジーを使っても、まだ完っ全には再現できてないんだにゃん!
今の世の中、人工衛星も作れちゃうし、3Dプリンターだってあるけど…曜変のあのキラキラは、どうやっても“本物とまったく同じようには作れない”って言われてるにゃ。
なぜかというとにゃ、曜変天目は「こうやって作ろう!」って計画してできたんじゃなくて、奇跡みたいな偶然がいくつも重なって生まれたものらしいにゃ〜。
釉薬(ゆうやく)の成分も、焼くときの温度や空気の流れも、ほんの少しでも違ったらあのにくきゅう模様も虹色の輝きも出ないって言われてるにゃんよ。
陶芸家さんたちが何百回もチャレンジしてるけど、「似たようなもの」はできても“あの宇宙の茶碗”そのものは誰にも作れない…そんなすごい存在にゃ!

🐾光学的構造が虹色の干渉光を生むって知ってたかにゃ?
さてさて、そのキラッキラでにくきゅうっぽい斑点、ただの模様じゃないって知ってたかにゃ?
実はあれ、“光学的な構造”がつくりだす干渉光(かんしょうこう)ってやつで生まれてるんだにゃ!
曜変天目の釉薬の表面には、にゃんと0.1ミクロン(猫のひげの先っぽの先っぽくらい!)の極うす〜い膜ができてるんだにゃ。
その薄膜に光が当たると、膜の上と下で反射した光がちょっとズレて、虹みたいなキラキラが生まれるんだにゃん。
シャボン玉が太陽の光で七色に光るのと同じ仕組みにゃね!
でもでも、曜変天目のすごいところは、ただの光の反射だけじゃなくて、表面のナノレベルの“しわ”や“凹凸”の構造が関係してるかもしれないって、最近の研究で言われてるんだにゃん!
つまり「釉薬がどんなふうに縮んで、どんな風に冷めたか」みたいなことが全部重なって、あの“にゃんともいえない深みのある輝き”が生まれてるってわけにゃ✨
これはもう、「物理・化学・焼き物の職人技・そして奇跡」が合体した芸術にゃ…!

再現に取り組む情熱にゃ🐱
あの伝説の「にくきゅう茶碗」こと曜変天目(ようへんてんもく)を、人族の作家さんが本気で再現したって…!?
ルリマのしっぽが感動でピンッてなっちゃったにゃ!
この器をつくったのは、京都の京焼・清水焼(きょうやき・きよみずやき)を受け継ぐ陶葊窯(とうあんがま)の四代目・土渕善亜貴(つちぶちよしあき)さん。
2017年から曜変天目の再現に挑み続けて、なんと4000通り以上の釉薬の調合、さらに専用の窯まで2回つくり直して2年間かけてようやく完成…にゃ、にゃんて情熱にゃの〜!!
ルリマ的にはにゃ、曜変天目って「猫族の宇宙」そのものにゃ。
黒くて深くて、その中にキラッと浮かぶ虹色の星たち…にくきゅう模様が星雲になったみたいにゃ。
それを再現するって、まさに陶芸というより宇宙研究に近いお仕事にゃんよ!
そしてこの器、ただ「似てる」だけじゃなくて、ちゃんと銀河のような光彩が浮かんでて、角度や光で表情が変わるんだってにゃん。つまり、見るたびに新しい発見があるってことにゃ。
これはもう、毎日のお茶の時間が宇宙探検タイムになることまちがいなしにゃ🌌☕
しかもにゃ、この土渕さんの作品は、東福寺に奉納されたり、あのMIHO MUSEUMに収蔵されたり、経産大臣賞まで受賞してるという、正真正銘の伝統工芸の星にゃん!
それでも成功率はまだ1〜2%らしいにゃ…。
にゃんて儚くて美しい挑戦なのにゃ〜。
にんげん族って、すごいときはほんとにすごいにゃね。
ルリマとしては、このお茶碗を**“飾る”もよし、“使う”もよし、“眺める”も最高**にゃと思うにゃ。
そして、猫族と一緒にお茶を飲みながら星の話をしてほしいにゃん…そんなおうち、美術館より贅沢かもしれにゃい♪
静嘉堂文庫美術館で“にくきゅう茶碗”を見に行こう🐱
🐾1. 展示会情報・アクセス・チケット情報にゃ!
今、静嘉堂文庫美術館@丸の内(東京駅すぐそば!)では、《曜変天目》を主役にした展覧会「黒の奇跡」が開催中にゃ!
展示期間は【2025年4月13日~6月9日(予定)】で、国宝・曜変天目(稲葉天目)がまさにいま会えるチャンスなのにゃ✨
場所は「明治生命館」っていうすんごくレトロでカッコイイ建物の中にあって、
東京駅・有楽町駅・日比谷駅からも歩いて行けるから、猫足でも安心にゃん♪
にゃんといってもチケットは事前予約不要!
大人:1,500円、高校・大学生:1,000円、猫族…じゃなくて中学生以下は無料にゃっ!

▼出典:静嘉堂文庫美術館公式サイト
🐾展示されている曜変天目と、それ以外の美術品の見どころ紹介にゃ!
まずは主役の《曜変天目》。
展示室はちょっと暗くて、まるで星空の中でにくきゅう茶碗がぽわ〜んと浮かんでるみたいな演出にゃ✨
光が当たる角度によって、青や紫、時には金色にまで輝いて…その一瞬一瞬がすべて違うから、何分でもじーっと見ていたくなるにゃ〜。
「これ、ほんとに焼き物にゃの?」って思っちゃうくらい、宇宙の欠片みたいな存在感にゃんよ。
そして!曜変だけじゃにゃいのが静嘉堂のすごさにゃ!
📸 ルリマがパトロールした見どころたちにゃ:
- 黒釉に白鷺が舞う漆皿:夜空に舞う鳥たちみたいにゃ!
静かな黒の中に白い姿が映えて、しっとりした猫心に染みるにゃ… - 銀嵌と金彩がきらめく黒い香炉:龍や鳳凰が浮かびあがって、まるで神話の世界にゃ。
しかも足が「お面を持った童子」って遊び心ありすぎにゃ〜 - 黒漆に花の蒔絵が咲く印籠:くぅ〜これはにゃんとも精緻!
持ち歩ける芸術にゃん。猫の毛一本より細かい蒔絵の仕事に驚きにゃ - 唐三彩の馬:ちょっとずんぐりむっくりしてて親近感あるにゃ。
背中の緑の文様がふさふさしててルリマに似てるかも? - 🐉黒彩龍文壺:青白い磁肌にうごめく龍たち…まるで皇帝のお部屋に迷い込んだ気分にゃ。細密な線描に猫のヒゲも逆立つにゃ!
- 後家兼光:直江兼続の愛刀。
刃のきらめきは、静かに眠る魂のよう…にゃんとも凛とした佇まいにゃ。美と武の気配が溶け合ってるにゃん。
まさに「黒と光の饗宴」…黒の奥に輝きが宿る世界にゃんよ✨

🐾公式グッズやお土産にも注目にゃん!
ショップもぜ〜ったい見逃しちゃだめにゃ!
ルリマのおすすめは…
- 曜変天目柄のクリアファイル・ポストカード:あのにくきゅう模様が光るアートにゃん♪
持ち帰ってずっと眺めていたくなるにゃ〜 - 図録(展示図録):にゃんと高精細で曜変の全貌が見られるにゃ。
しかも他の名品たちもどどんと掲載、知識欲も満たされるにゃ! - ミニ茶碗型ぬいぐるみ:手のひらサイズで肉球柄の再現力が高い!
まさに「推しに会える小宇宙」アイテムにゃ!
ちなみに、スタッフさんに聞いたら「猫の足あとみたいってよく言われるんですよ〜」って笑ってたにゃん。
やっぱり、猫族の本能は世界共通にゃ!

▼出典:【通信販売】曜変天目ぬいぐるみ
まとめにゃ🐱
にゃふふ〜、最後まで読んでくれてありがとにゃ🐱
今回紹介した曜変天目がただの茶碗じゃないにゃってことわかってくれたかにゃ?🐱
800年の時をこえて猫族の心に語りかけてくる、にくきゅうの宇宙にゃんよ🌌✨
嘉堂文庫で出会った「稲葉天目」は、光によってキラキラと変化して、まるで星座の中に足あとが散らばってるみたいだったにゃ。
しかも再現が難しくて、今も奇跡の器として大切にされてるにゃん。
展示ではほかにも、黒漆の漆器や龍の壺、名刀まで勢ぞろい!図録やグッズも充実してて、おうちでも感動を楽しめるにゃん🐾
美術館でにくきゅう茶碗とにらめっこして、ぜひ“宇宙のお茶会”を体験してみてにゃ♪
