浮世絵と猫の物語|歌川国芳の「猫づくし」で知る江戸の猫文化にゃ🐱

にゃっほ〜♪アメリカンカールのルリマだよ🐱
今回は、横浜そごう美術館で開催された特別展「Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし」に足を運んできたお話をするにゃん。
名前を聞いただけで胸がゴロゴロ鳴っちゃうような展覧会で、江戸から明治にかけて描かれた猫たちがずらりと勢ぞろいしていたのにゃ。
屏風、版画、絵本の中で生き生きと過ごす猫族の姿は、どれも心が温まるものばかり。
特に歌川国芳の「猫づくし」シリーズは、ユーモアと愛情があふれていて必見にゃ!
猫たちが言葉遊びになったり、擬人化されていたり、人族と猫族の距離の近さがそのまま絵の中に残されていて「こんなに愛されてたんだなぁ」って胸がぽかぽかしたのにゃ。
会場にはカルタのようなカード解説があって、遊びながら学べる仕掛けも楽しかったにゃん。
浮世絵を通して見えてきたのは、猫が働き者として米蔵を守る存在だった時代から、明治には家族として愛される存在へと変わっていく姿。
広重の風景にひょっこり描かれた小さな猫も、旅のそばでそっと寄り添っていて、見つけたときの喜びは宝物みたいだったにゃ。
線の少なさで毛並みやしぐさまで感じさせる江戸のデザインは圧巻で、近づけば淡い色の重なりがふわっとした質感まで表してくれるにゃ。
この展覧会は、昔から猫族がどれだけ人族の心を癒してきたかを感じられる、しあわせな時間だったんだよ。


ルリマ猫のUkiyo-e猫百科:ごろごろまるまるネコづくしで学んできたにゃ🐱
横浜そごう美術館で開催されていた特別展「Ukiyo-e 猫百科 ごろごろまるまるネコづくし」。
この名前だけでもワクワクしちゃうでしょ?
猫族代表として、どうしても行ってみたかったから、足を運んできたんだにゃ。
江戸の時代から明治のころまで、人族が浮世絵の中に残してくれた猫たちがずらり!
屏風から絵本、版画まで、あちこちで猫がのびのびと暮らしている姿が見られて、もう胸がゴロゴロ鳴りっぱなしだったにゃ〜。

いちばんの見どころは「歌川国芳の猫づくし」
展覧会の中で、ひときわ心をわしづかみにしたのが歌川国芳の「猫づくし」シリーズ。
国芳って、ただ絵が上手いだけじゃないのにゃ。
猫を見つめるまなざしが、あったかくて、ちょっとお茶目で、人族の遊び心と愛情がいっぱい詰まっているんだにゃん。
猫たちが人族のことば遊びになったり、擬人化されていたり、見ているだけで笑っちゃうようなユーモアがいっぱい。
猫族としても、

「ああ、こんなに愛されていたんだなぁ」
って思えて、うれしくなったにゃ。

カルタみたいに、浮世絵の一部分を取ったカードが用意されていて、それを元に各浮世絵の説明がされているんだにゃ〜🐱
る・り・ま!でカルタを眺めてみたり!

江戸の職業シリーズの浮世絵や大衆文化を描いた浮世絵
お気に入りのカードの浮世絵を集中的にみたり楽しめるにゃんよ〜
歌舞伎役者さんみたいな著名人が亡くなった時に泣いて偲んでいる様子の浮世絵にいる優しい猫さんや、江戸で猫が愛されていたことがわかる浮世絵の中のうちわとか、もうそこにずっといられるくらいたくさんの浮世絵と猫の世界が繰り広げられていたんにゃよ〜🐱

浮世絵猫ワールドを楽しんだ後は、にゃんプリンパフェみたいな素敵なデザートとも出会えて、お腹も満足にゃん🐱

会場のそごう美術館ってどんな場所?
場所は横浜駅直結のそごう美術館。
人族が迷子にならないくらいわかりやすくて、雨の日でも濡れずにたどり着ける便利さにゃ。
中に入ると、静かで落ち着いた空間が広がっていて、浮世絵の細かい線や色までじっくり見られるのがいい感じ。
まるで江戸のまちにタイムスリップして、絵の中の猫たちと目が合ったみたいで、心がポカポカしたにゃ。
ミュージアムショップでは、猫浮世絵グッズがこれでもかと並べられていて目移りして大変だったにゃん🐱

江戸時代の猫ってどんな存在だったにゃ?🐱
猫と江戸っ子のくらし
にゃんとね、江戸のまちには、わたしたち猫族があちこちでのんびり歩き回っていたんだって。
人族の暮らしの中で、まず大事なお仕事はネズミ退治!
米蔵やお店の食べ物を守るために、猫たちは大活躍していたんだにゃ。
でもね、働き者なだけじゃなくて、いつのまにか「かわいい家族」としても大切にされるようになっていったんだよ。
江戸の人族は情に厚くて、猫の気ままな姿を見てるだけで心がやわらいだらしいにゃん。

浮世絵に登場する猫の役割
浮世絵の中で猫たちは、ただの脇役じゃないんだにゃ。
看板娘の足元で丸くなってる姿や、店先でちょこんと座っている姿。
ときにはしっぽをピンと立てて遊んでいるポーズまで描かれていて、見ている人族が思わず笑顔になるような存在だったにゃん。
つまり、浮世絵に描かれた猫は、江戸の暮らしの空気やユーモアをそのまま映し出す鏡だったんだね。

江戸から明治へ、浮世絵の中で変わる猫たちの役割にゃ
時代が明治に移ると、人族の暮らしは西洋文化が入りこんで大きく変わり、猫の役割も少しずつ変わっていったんだよ。
米蔵で働く姿から、家の中で一緒に過ごす家族へ。
首輪や鈴をつけてもらって名前で呼ばれるようになり、猫は「頼れる働き者」から「癒しの存在」へ。
そんな変化は浮世絵の世界にもはっきり現れたんだにゃ。
明治のころになると、江戸のころの端正な木版画に加えて、子ども向けに作られた「おもちゃ絵」が人気を集めるようになるにゃ。
切り抜いて遊べる仕掛け絵、組み立てたり着せ替えたりできる楽しい絵の中で、猫たちは看板娘の足元で丸くなるだけじゃなく、着物を着たり楽器を持ったり、役者みたいにユーモラスな姿で描かれるようになったんだよ。
さらに、西洋画法の影響で色合いや陰影が少し洋風になった作品も増えたけれど、猫に向けられたあたたかなまなざしだけは変わらなかったにゃ。
こうして浮世絵の猫たちは、江戸では暮らしを支える仲間、明治では愛される家族として、時代ごとの文化を映す存在になっていったんだにゃん。

浮世絵師と猫の特別なご縁にゃ
浮世絵の世界にはね、猫族の魅力をとことん描きつくした人族がいるんだよ。
その筆頭が、わたしたち猫族から見ても尊敬しちゃう 歌川国芳(うたがわ くによし) にゃん!
歌川国芳の猫愛が止まらない!
国芳の作品の中でも有名なのが、「猫づくし」シリーズ。
これがもう、見ていてゴロゴロが止まらないくらい楽しいんだにゃ。
人の名前や言葉を猫の姿で表したり、猫同士が遊んでいるように見せながら文字や言葉を作ったり。
ユーモアと発想力がすごすぎるのにゃ。
絵の中の猫たちはどれも表情豊かで、ちょっとすまし顔だったり、のびのびリラックスしていたり、まるでわたしたちの日常をのぞき見されたみたい。
国芳がどれだけ猫を愛していたかが、絵の端っこからでもにじみ出ているんだよ。

広重の猫は旅のおとも
そして忘れちゃいけないのが、歌川広重(ひろしげ)の猫にゃ。
東海道の景色を描いた広重の作品には、ときどき小さな猫がこっそり登場するの。
旅人のそばでくつろいでいたり、軒先でのんびりひなたぼっこしていたり──まるで絵の中に生きているかのような自然さ。
こういう猫を見つけると、小さな宝探しを見つけたみたいで嬉しくなるんだよ。
広重の猫たちは、にぎやかな景色の中でほっとする小さな癒しの存在にゃん。

浮世絵に見る猫のトピックにゃ
江戸の浮世絵をじっくり見ていると、猫族がただの動物じゃなくて、人族と同じように暮らしの中に息づいていたってことがよくわかるんだよ。
とくにおもしろいのが、猫族の描かれ方のバリエーション!
擬人化された猫たち
まず目を引くのが、着物を着て人族のまねっこをしている猫たち。
商売人のように店先で働いていたり、お芝居の役者みたいにきりっとポーズを決めていたり──もう、見てるだけでクスッと笑っちゃうにゃ。
この擬人化された猫は、江戸の人族のユーモアそのもの。
当時の人たちは、わたしたち猫族の気ままな仕草に人間らしさを見つけて、そこに親しみを感じていたんだと思うにゃん。

どんな場面で猫は描かれたの?
浮世絵の中で猫族が登場する場面はほんとうにさまざま。
- 家の縁側でひなたぼっこ
- 桜の下で花見のおとも
- 商売の店先で看板娘の足元にちょこん
どれも人族の生活の中で自然に溶け込んでいるシーンばかりなんだにゃ。
猫は絵の主役じゃないときも多いけれど、その存在があるだけで、画面全体がなんだかあたたかくなるんだよ。
浮世絵はもちろん商売でもあるから、これだけ猫の浮世絵があるってことは大衆に凄く人気があった証拠なんにゃ〜🐱

浮世絵が教えてくれる猫の美しさにゃ
江戸の浮世絵を見ていると、わたしたち猫族の魅力がぎゅ〜っと詰まっていて、思わずシッポがふわふわ揺れちゃうんだよ。
江戸の猫はデザインの宝庫
浮世絵の猫たちはね、細かい描き込みじゃなくてシンプルな線で表情や仕草を描ききるのがすごいんだにゃ。
線が少ないのに、しなやかな体つきや毛並みのツヤ、くるんとした目の表情がちゃんと伝わってくる。
ちょっと首をかしげた仕草、丸くなって眠る姿──どれも江戸のデザイン感覚そのもので、見ているだけで心がほぐれるんだよ。

技法に隠された猫表現
さらに近づいて見ると、筆の運びや色の重ね方でふわっとした毛並みまで表しているのが分かるのにゃ。
輪郭を少しぼかしたり、淡い色を重ねたりして、ただの線なのに柔らかい毛並みを感じられる不思議。
そのやさしい表現が心地よくて、ルリマも見ながらゴロゴロしちゃったにゃ〜。
まとめにゃ🐱
にゃんとね、「Ukiyo-e猫百科 ごろごろまるまるネコづくし」は、猫族のわたしルリマが胸をポカポカさせちゃう世界だったにゃ🐱
江戸から明治にかけて描かれた浮世絵の中で、猫たちはネズミ退治の働き者でもあり、人族の心をなごませる家族でもあったのにゃ。
歌川国芳の「猫づくし」にはユーモアと愛情がぎゅっと詰まっていて、広重の風景画の片すみにいる猫には旅の癒しがあったんだよ。
擬人化された猫や店先で丸まる猫、花見のおともをする猫まで、どの子も人族と一緒に生きていた証が描かれていたにゃん。
筆の線や淡い色の重なりだけで、毛並みのやわらかさや仕草まで伝わるのが本当に不思議で、ずっと見ていたくなるにゃ。
絵の中の猫たちは、今も昔も変わらない愛される存在なんだって心から感じたにゃん。