永青文庫の“黒き猫”ってどんな子?ルーツと魅力を語るにゃ🐱✨

rurima

にゃふふ、ご主人さま。
今日はあたしルリマが、静かな目白台にある“芸術のおうち”永青文庫をご案内するにゃ🐱✨

名前だけ聞くと「ちょっと格式高い場所かも…?」って思うかもしれないけれど、ここは猫族のあたしでも胸がときめいちゃうほど、やさしい空気と深い歴史がつまった場所なんだにゃ。

しかも、永青文庫は細川家が代々守り続けてきた文化財が眠る“知の宝庫”
絵画や書、茶道具、甲冑、古文書……扉を開くと、まるで時代そのものがふわっと立ちのぼってくるのにゃ。

そしてご主人さま、永青文庫の魅力を語るなら 菱田春草さんの「黒き猫」 を忘れちゃダメにゃ。
修復後に展示されたときは、たくさんの人族がそっと息をのむほどの存在感だったの。

淡い光の中で枝にちょこんと座る黒猫ちゃんは、あたしたち猫族が普段ひそっと見せる“緊張と観察のまなざし”がそのまま絵の中で生きているにゃ。

春草さんのやわらかな色づかいと空気感の描写は、日本画の世界に新しい風を吹き込んだと言われていて、永青文庫に受け継がれているのも深いご縁の証なんだよ。

それに、永青文庫は館内だけじゃなく周りの散策も魅力がたっぷりにゃ。
お隣には四季の移ろいを感じられる肥後細川庭園、少し歩けば漱石山房記念館。

美術・自然・文学がひと続きで味わえる特別なエリアだから、心がふわっとほぐれるのにゃ。
さあ、ご主人さま。一緒にゆっくり“文化の森”へお出かけしよ?🐾

アドセンス

まずは永青文庫を知るにゃん ― 猫もワクワクの美術のおうちにゃ🐱


永青文庫って聞くと「ちょっと格式高い場所かも…?」と思うかもしれないけれど、実は猫族のあたしでも楽しめちゃう“知の宝箱”みたいなところなんだにゃ。

場所は東京・目白台。
あたりは静かな緑に包まれていて、外を歩くだけでもふわ〜っと落ち着いちゃう空気にゃ。

そして永青文庫は、ただの美術館じゃなくて 熊本藩主・細川家に受け継がれてきた文化財を守り伝えるための特別な美術財団 なんだよ。

歴史あるお屋敷の中に、絵画・書跡・古文書・工芸品、さらには刀剣に至るまで…
猫族でも思わず「にゃんだこれは〜!」と目をまんまるにしちゃうくらい、大切な作品がたくさん眠っているのにゃ。

どんな作品が眠っている?猫族もびっくりの収蔵にゃ

永青文庫のすごいところは、ジャンルをまたいだ幅広いコレクションが揃っていることにゃ。

たとえば…

  • 近代日本画の名品
  • 細川家に伝わる書画や茶道具
  • 戦国〜江戸の歴史がわかる資料類
  • 価値の高い刀剣や甲冑
  • 古代から続く工芸品たち

猫族としては、キラキラの刀剣を見たらついじゃれたくなっちゃうけれど…ここではおててを出さないのがマナーにゃ💦

そして今回の主役、菱田春草さんの「黒き猫」みたいな、
“にゃんこの世界をやさしい光で描いた作品”も収蔵されていて、展示のたびに多くの人族が見に来るのにゃ。

永青文庫は展示替えが多いから、
「今日はどんな作品に出会えるかにゃ?」とワクワクできるのもポイント。
まるで宝探しみたいにゃん。

▼出典:永青文庫 令和8(2026)年度 展覧会スケジュール

細川護立さんって誰にゃ?永青文庫をつくった人族の物語

そして永青文庫を語るうえで欠かせないのが、
この美術館をつくった“細川護立(ほそかわ もりたつ)さん” にゃ。

護立さんは、細川家第16代当主で、
「芸術は、人族のこころを豊かにするために必要だ」という強い信念を持った文化人だったんだにゃ。

にゃんと護立さん、横山大観など、日本画の巨匠たちを強く支えたパトロン としても知られているんだよ。
春草さんの「黒き猫」が永青文庫に受け継がれているのも、こうした深いご縁からにゃ。

細川護立さんは、画家達と親交を深めながら時には作品を自ら要望するスタイルだったので、作家との関係性と共に作品を理解できるのが素敵にゃん🐱

さらに護立さんは、戦争や時代の変化で失われそうだった文化財を守るため、作品を整理し、未来へ引き継ぐ仕組みを築いたんだにゃ。

猫族のあたしから見ると、

「大切なものをちゃんと未来のにゃかまたちに残そう」

という姿勢がとてもかっこよくて、しっぽがピッと伸びちゃうにゃ。

▼出典:東洋文庫 東洋文庫の歩み 人物

黒き猫が帰ってきたにゃ!🐱春草の世界へようこそ🐾

永青文庫で人気の「黒き猫」がまた展示されると聞いて、あたしルリマもそわそわしてしまったにゃ。

春草さんが描いた黒き猫ちゃんは、ただの猫の絵じゃなくて、明治の日本画に新しい風を吹かせた象徴みたいな存在なんだよ。

“黒き猫”ってどんな子?にゃんこの視点で魅力を語るよ

春草の「黒き猫」(1910年)は、木の枝にちょこんと座る黒猫ちゃんを描いた作品にゃ。
まず目を奪われるのは、背景に広がるやわらかな黄葉(おうよう)の色。

明治の日本画って、もっと濃淡のはっきりしたものが多い時代だったのに、
春草さんはぼくら猫族が暮らす森の“空気”まで描いたみたいに、ふわっと淡い世界を作ったのにゃ。

黒猫ちゃんは、まんまるのおめめをしてるけれど、少し緊張しているような、枝の上で気を張っているような…
猫族ならすぐに分かる「周囲をしっかり観察してる時の顔」なのにゃ。

かすかな毛並みの表現や、
「黒」という色ににじむやさしい光のグラデーションは、まるで生きている猫族そのもの

黒き猫が“ただ可愛い”だけじゃなく、
自然の中に生きる命そのものを描いているのが、多くの人族に愛される理由なんだにゃ。

いつも展示されているわけじゃなくて、2025年10月4日〜11月3日は修復後の記念で1ヶ月だけ展示されてたにゃ〜🐱

光に弱い展示は作品に保護のためにそんにゃに長く展示できないんだにゃ、また機会があったらみんなの前に姿を見せてくれると良いにゃんねー🐱

菱田春草さんとは?猫族を描く天才の人生にゃ

菱田春草(1874–1911)は、
明治期に“新しい日本画”をつくった天才画家にゃ。

春草さんは音楽でいうと「革命児」。
絵の世界では、空気感・光・色のにじみを重ねて、境界線を極力なくす
“朦朧(もうろう)体”という新しい技法を生み出した人にゃ。

猫族としては、春草さんが風景を描く筆の運びを見ていると、
ふわっと風が抜けていくみたいで心地いいにゃ。

だけど春草さんの人生は順風満帆じゃなかったの。
結核を患い、たった37歳でこの世を去ってしまったにゃ。
でも短い生涯のなかで、

動物・風景・仏画・人物と幅広いジャンルに挑み、独自の画風を確立した
その情熱は、今も作品の中で息づいているのにゃ。

春草さんは「動物画の名手」としても知られていて、
特に猫族の描き方が絶妙なんだにゃ。
「観察して描く」を超えて、猫族の“感情”や“空気の揺れ”まで捉えている感じがするの。

だから『黒き猫』は、100年以上経った今も、多くの人族を惹きつけるんだよ。

▼出典:国立国会図書館 近代日本の肖像 菱田 三男治

春草はほかの名作も素敵にゃ

春草さんの魅力を語るなら、
黒き猫だけじゃなく、ほかの名作との比較も欠かせないにゃ。

💛 『落葉図』
淡い色彩で秋の空気を描いた屏風作品。
遠くまで見通せるような透明感は、黒き猫の背景にも通じるにゃ。

🤍 『竹に猫』
竹林のそばでくつろぐ白猫ちゃん。
黒き猫よりもっとリラックスしていて、猫族が見ても「これはいい場所だにゃ…」って思う空気感にゃ。

🌸 『猫梅』
春草の“光と影”の使い方が際立つ作品。
猫族がほわっと暖まりそうな、春のやさしい空気を感じるにゃ。

🧡 『春秋』の動物表現
黒き猫の繊細さとはまた違う、動物の“動き”と“生命力”が見どころにゃ。

🌿 『霊昭女』『微笑』などの人物画
あたたかい光で包まれたような女性像で、春草の「柔らかい世界観」がはっきり見えるにゃ。

こうして比べて見ると、
黒き猫は春草の“空気を描く才能”と“猫族のしぐさへの観察力”が一番合わさった作品
と言えるにゃ。

永青文庫へ行くにゃ!🐱

どうやって行く?最寄り駅とアクセスを猫目線で案内にゃ

永青文庫へ行くには、電車とバス、どちらも選べるにゃ。
ご主人さまの歩幅に合わせて、いちばん行きやすいルートを選んでほしいにゃ。

● バス(最も迷いにくいルート)

  • JR目白駅前 または 副都心線「雑司が谷駅(出口3)」の**「鬼子母神前」バス停**から
  • 都営バス 白61(新宿駅西口行き) に乗って
  • 「目白台三丁目」下車 → 徒歩5分

永青文庫は住宅地の中にあるから、バス停から歩くとすぐ案内板が見えるにゃ。

● 電車のみで向かう場合

  • 都電荒川線 早稲田駅 → 徒歩10分
  • 東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅(1a出口)→ 徒歩15分
  • 東京メトロ東西線 早稲田駅(3a出口)→ 徒歩15分

どのルートも“坂が少しある”ので、歩きやすい靴をおすすめするにゃ。

● 車での来館はNGにゃ
永青文庫には一般車両用駐車場がないから、どうしても車のときは周辺の有料駐車場を使うにゃ。

▼出典:永青文庫 アクセス

入館料・チケットはどうなるにゃ?初めての人でも安心ガイド

永青文庫は 展覧会ごとに料金が変わるスタイル にゃ。

多くの展覧会では、

  • 一般:1,000〜1,200円前後
  • 学生・高齢者割引が設定されることが多い
  • 中学生以下は無料の場合あり

という構成になっているにゃ。

チケットは 基本的に当日券のみ
事前予約が不要だから、ふらりと行っても入れるにゃ。

ただし、週末は少し混むことがあるから、ご主人さまには 朝の早い時間帯 をおすすめするよ。

永青文庫は、掛軸や屏風など“光に弱い作品”を多く展示している場所。
だから展示期間は短めで、会期ごとに入れ替わるのが特徴にゃ。

「今どの展覧会をやっているのか?」を事前に公式サイトでチェックすると失敗しないよ。

▼参考:永青文庫 公式サイト

寄り道にゃ♪ 永青文庫の近くで楽しめる“猫ゆかりスポット”🐱

永青文庫のまわりには、静かでゆったりした空気が流れる場所が多いにゃ。
せっかく来たなら、美術鑑賞だけで帰るのはもったいないにゃん。

肥後細川庭園でひと休み♪ 四季の風と猫族の気分転換にゃ

永青文庫のすぐお隣にあるのが、静かな池泉回遊式庭園 「肥後細川庭園」 にゃ。
ここは、細川家ゆかりの地として整備された庭園で、四季ごとに風景が変わる“都会のオアシス”みたいな場所にゃん。

池の水面がきらきらしていたり、樹々の間に季節の光が差し込んでいたり、
猫族としては“しっぽがふわっとほどける”落ち着きがあるのにゃ。

  • 春は桜や新緑のふわふわした空気
  • 夏は涼しい木陰と水の音
  • 秋は紅葉が池に映える絶景
  • 冬は静謐で透明感のある景色

どの季節に行っても、まるで時間の流れがゆっくりになるような心地よさにゃ。

園内にある 「松聲閣(しょうせいかく)」 では休憩や展示もあるから、永青文庫の余韻を味わうのにもぴったり。
猫族のあたしなら、縁側でひなたぼっこしたくなるような場所にゃ。

永青文庫の観賞後に、“自然の中でちょっと深呼吸したい”そんなときにおすすめのスポットにゃん。

漱石山房記念館へふらり…猫族と縁が深い文学散歩スポット

永青文庫から歩いて行ける距離にある 「漱石山房記念館」 は、猫族として絶対に紹介したい場所にゃ。

だって、夏目漱石といえば、あの有名な 『吾輩は猫である』
猫族代表としては見逃せない文学スポットなのにゃん。

漱石山房記念館は、漱石が晩年を過ごした「山房(さんぼう)」を資料とともに再現した施設で、

  • 漱石の執筆空間
  • 当時の生活資料
  • 文学の背景

をじっくり知ることができるにゃ。

展示は落ち着いた雰囲気で、文学に詳しくないご主人さまでも、“物語の世界に入るように理解できる”つくりになっているよ。

そして何より、猫族として誇りたいのは、漱石作品に登場する猫たちが、今でも人族に愛され続けていることにゃ。

永青文庫の美術鑑賞 → 肥後細川庭園のお散歩 → 漱石山房記念館へ文学散歩
という流れは、時間の質がふわりと変わるような良いコースにゃ。

鑑賞・自然・文学がすべて近い距離にあるから、“静かな休日”を楽しみたいご主人さまにぴったりだよ。

まとめにゃ🐱

最後まで読んでくれてありがとにゃ〜🐱
永青文庫をぐるりと巡ったあとの余韻って、まるで胸の中にぽっと灯りがともるみたいに静かであたたかいにゃ。

ここはただの美術館じゃなくて、細川家が代々守り続けてきた“文化の宝箱”
歴史・芸術・人族の想いがぎゅっと詰まった特別な場所なんだにゃ。

春草さんの「黒き猫」に会えた日はもちろん、大観さんたちを支えた細川護立さんの信念や、光に弱い作品を大切に展示する姿勢まで、歩くほどに「文化をつなぐって尊いにゃ…」としっぽがふわっと揺れちゃうの。

そして、永青文庫のお楽しみは建物の中だけじゃないにゃ。
お隣の肥後細川庭園で深呼吸すれば、季節の風がそっと体をほどいてくれるし、漱石山房記念館では猫族の誇り「吾輩は猫である」の世界に触れられるのにゃ。

“美術・自然・文学”が一歩ずつつながるこの場所は、ご主人さまの心を静かに整えてくれる特別な散策コースになるはず。

またいつか、展示替えのたびに違う表情を見せる永青文庫へ、一緒にお出かけするにゃ。
今回の旅が、ご主人さまにとってやさしい思い出になりますように…🐾

ABOUT ME
るりま
るりま
猫族
2018年4月14日生まれのアメリカンカール(♀) 毛色は、ブルークリームタビーでルリマツリという花から名前を貰ったにゃ 最近のマイブームは、SUMIMIN 炭眠ブランケットの上で寝ることにゃ 猫なので、たまに勘違いしていることもあるけど大目に見てにゃ
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