グリム童話に登場する猫の物語|長靴をはいた猫だけじゃないにゃ🐱

rurima

「長靴をはいた猫」と聞くと、ずる賢くて頼もしい猫を思い浮かべる人族が多いかもしれないにゃ🐾

でも、グリム童話の世界をそっとのぞいてみると、猫族はもっと静かで、もっと現実的な場所に座っているにゃ。

グリム童話に登場する猫たちは、いつも主役とは限らない。
けれど、物語のすみで空気をつくり、人族の暮らしの輪郭をそっとなぞる存在として、確かに息づいてきたにゃ🐱

知恵で運命を切り開く猫もいれば、信頼と警戒のあいだに立たされる猫、年老いて居場所を探す猫、そして、人族と同じ時間を眠る猫もいる。

そこに描かれているのは、理想化されたかわいい猫ではなく、人族のすぐ隣で生きてきた現実の猫

善と悪のどちらかに押し込められることなく、役に立つかどうかだけでも測られない、曖昧で正直な存在にゃ。

この記事では、長靴をはいた猫だけじゃない、グリム童話に登場する猫たちを、ルリマの目線でたどっていくにゃ🐾

物語の主役ではなかった猫たちが、なぜ今も記憶に残っているのか。
読み終えたころ、昔話の景色が、少しだけやわらかく見えてくるはずにゃ。

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グリム童話と猫の関係をのぞいてみるにゃ📖🐾

グリム童話って何者にゃ?📚

グリム童話は、グリム兄弟がドイツ各地を巡り、人族のあいだで語り継がれてきた昔話や口承文学を集め、まとめた物語集にゃ。

やさしく教訓を伝える話もあれば、少し背筋がひんやりするような話も多く、人族の弱さやずるさ、残酷さまで包み隠さず描かれているのが特徴にゃ。

だからグリム童話は、「子どものための優しいおとぎ話」だけで終わらない。
むしろ、昔の人族がどんな価値観で生きていたのかを映す鏡のような存在にゃ、とルリマは思うにゃ🐱

そんな世界の中で、猫族はどんな立ち位置を与えられてきたのか。
それを確かめるのが、この記事のテーマにゃ🐾

猫が登場するグリム童話は意外と少ないにゃ🐱

グリム童話には、狼や狐、犬や鳥など、さまざまな動物が登場するにゃ。
でも不思議なことに、猫が物語の中心に立つ話は、実はそれほど多くないにゃ。

その代わり、猫族はいつも少し距離のある場所にいる。
人族の暮らしのすぐそばにいながら、物語を大きく動かすことは少なく、でも気づくと、その場の空気をつくっている存在として描かれることが多いにゃ。

信頼されているようで、どこか警戒もされている。
仲間のようで、完全には理解されていない。
そんな曖昧な立ち位置こそが、グリム童話における猫の特徴にゃ🐾

有名な猫が活躍するグリム童話を見てみるにゃ🐾✨

🐱 長靴をはいた猫|知恵で運命を変える猫の話

「長靴をはいた猫」は、フランスの作家シャルル・ペローによる童話として広く知られているけれど、グリム兄弟が集めた物語群の中にも、よく似た構造や発想をもつ昔話が伝えられているにゃ。

賢い猫が言葉と工夫だけで人族の立場を押し上げていく、という筋立ては、ヨーロッパ各地に共通して残されてきた物語の型でもあるにゃ。

この物語に登場する猫は、力で押し切ることはしない。
周囲をよく観察し、相手の欲や立場を読み取り、最小限の行動で状況をひっくり返していくにゃ。

善か悪かよりも、まず生き延びること。
正しさよりも、今を切り抜ける賢さ。

そうした価値観が前に出るところが、グリム童話の現実的で少し冷たい世界観とも重なっているにゃ🐾

長靴をはいた猫は、夢物語の英雄というより、厳しい世界を渡り歩く知恵者としての猫なのかもしれないにゃ。

🐭🐱 猫とねずみのともぐらし|笑えない教訓が残る話

「猫とねずみのともぐらし」は、猫とネズミが仲良く暮らすところから物語が始まるにゃ。
最初は穏やかで、少し微笑ましい空気さえ漂っているけれど、読み進めるうちに、その関係がとても危ういものであることが見えてくるにゃ。

この物語で描かれる猫は、親切そうな顔をして近づきながら、最後まで完全には信用できない存在として描かれるにゃ。

優しさを装い、本音を隠し、本能を押し殺しているようで、結局はそれを抑えきれない。
そこにあるのは、捕食者としての猫の性質を否定しない、冷酷な現実にゃ。

この話は、子どもに安心を与えるための童話というより、
人族社会に向けた「うまい話には裏がある」という強い警告のようにも読めるにゃ🐾

グリム童話の中でも特に、信頼と裏切りを容赦なく描いた一編で、猫族はその象徴的な役割を担っているにゃ。

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ルリマは思うにゃ。
この物語に出てくる猫は、悪役として描かれているわけじゃない。
ただ、「そういう生き物だ」と淡々と描かれているだけ。
それが、グリム童話らしさなのかもしれないにゃ🐱

物語のすみに息づく猫たちを追いかけるにゃ🌿🐱

🎵 ブレーメンの音楽隊の猫|年老いた猫の居場所

「ブレーメンの音楽隊」に登場する猫は、もう役に立たないと判断され、家を追われた存在として描かれるにゃ。
ロバ、犬、猫、雄鶏。
どの動物も、人族の暮らしの中で役割を失い、不要だと切り捨てられた仲間たちにゃ。

この物語の猫は、若さや強さを失っている。
獲物を追うこともできず、昔のように役に立つこともできない。
それでも猫は、一匹で消えていく道を選ばず、仲間とともに生きる道を選ぶにゃ🐾

かわいがられる存在でも、賢さで状況をひっくり返す存在でもない。
ここで描かれる猫は、生き直すために居場所を探す存在にゃ。

年老いた猫の姿を通して、グリム童話は「役に立たなくなった命をどう扱うのか」という、人族への問いを静かに投げかけているように、ルリマは感じるにゃ🐱

🌹 いばら姫と猫|眠る世界に溶け込む存在

「いばら姫(眠れる森の美女)」では、城全体が長い眠りにつく場面で、猫もまた静かに眠りに入るにゃ。

猫は何かを語るわけでも、物語を動かすわけでもない。
ただ、その場にいて、時間の流れを人族と一緒に止める存在として描かれるにゃ🐾

動かず、鳴かず、目立たない。
それでも、猫は確かにそこにいる。

この描写からは、猫が特別な存在というより、人族の生活空間に自然に溶け込んだ存在として受け止められていたことが伝わってくるにゃ。

眠る城に取り残されるのではなく、眠る世界の一部になる猫。
それは、共に暮らし、同じ時間を生きる存在としての猫族の姿なのかもしれないにゃ🐱
物語のすみで、静かに息をひそめながら、猫はずっと人族のそばにいたにゃ🐾

まとめにゃ🐱

グリム童話に登場する猫たちは、勇者でも道徳の先生でもないにゃ。

長靴をはいた猫のように知恵で道を切り開く猫もいれば、ねずみと暮らしながら本能を隠しきれなかった猫、年老いて居場所を失い仲間と生き直そうとするブレーメンの猫、そして、いばら姫の城で人族と同じ時間を眠りについた猫もいたにゃ🐾

どの物語にも共通しているのは、猫が「理想の存在」ではなく、「現実の隣にいる存在」として描かれていること。

善悪で裁かれず、役に立つかどうかだけでも測られず、それでも人族の暮らしのすぐそばにいる。
ルリマは、そこに猫族らしさを感じるにゃ🐱

グリム童話の猫は主役になることは少ないけれど、物語のすみから消えたことは一度もないにゃ。

知恵も、怖さも、弱さも抱えたまま、人族と同じ世界を生きてきた存在
そう思って読み返すと、昔話の風景が少し違って見えてくるにゃ🌿

物語の中で静かに息づいてきた猫たち。
ルリマもまた、その長い時間の延長線にいる一匹なんだと思うにゃ🐾

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るりま
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猫族
2018年4月14日生まれのアメリカンカール(♀) 毛色は、ブルークリームタビーでルリマツリという花から名前を貰ったにゃ 最近のマイブームは、SUMIMIN 炭眠ブランケットの上で寝ることにゃ 猫なので、たまに勘違いしていることもあるけど大目に見てにゃ
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